2012年12月3日月曜日

どこかで鳴いてるけど姿は見えない、アイツの捕まえ方。

村を歩いてると、どこからともなく、鳴き声がすることない?
でも、気になって姿を探すけど、どこにも見当たらない。

購入初日は、カエルか何かだと思ってた。
でも、カエル系の生物の話は聞かないし。そもそも、図鑑のカテゴリにない。

村の住人に、『その生き物』捕獲を依頼されて、初めてピンときた。
と、同時に幼い頃の記憶が呼び覚まされる。

リアルでも、不思議だった頃があったんだ。
声はすれども姿は見えず。
夜の草むら。夕涼みの縁側。逢魔ヶ時の、田んぼの畦道。

ジージーと鳴くあの声。
熱帯夜の寝苦しさを加速させる、あの音色。
お外遊びが大好きだったアナタは、ご存知でしょ。

そう。螻蛄。

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そんなワケで、ケラの捕まえ方をー。

この虫、一人で取るのはちょっと面倒。捕まえる手順が、
・穴をいっぱい掘る。
・ケラ、穴から飛び出す。

ここまではいい。
そこから

・間髪入れず網に持ち替える。
・ケラが穴に逃げ込む前に捕まえる。
これが、案外大変。

地中に居るケラの居場所は、その鳴き声を頼りに穴を掘る。
必然、そこらじゅう穴ぼこだらけにせざるを得ない。
けれど、そうすると追い掛ける道を阻まれるし、出てきたケラは、逃げた先に穴があると潜ってしまうから。

これを一人でこなすのは、ちょっとイライラしそう。
なので、二人で組んでやるのをオススメ。
なにより、楽しいしね。


私、掘る人。あなた、捕まえる人。



鳴き声が一番大きく聞こえる辺りで、穴を掘る。
すると、ぴょぃっ、と飛び出してくるよ。


出てくる所を撮るのはすごく難しい……。
写真は割愛

無事、一匹目ゲットー







獲ったら交代



本当は、こんな乾燥して草が生えてないトコには住んでない。




鳴き声を頼りにするも、水音に阻まれる。
鳴き声自体も、ぼくが知ってるケラとちょーっと、違う。



分かり難いけど、再びぴょいっ、と飛び出してる。








いそいそとフータの元へ。




オケラすらダメなの!?
可愛いのに。





確かに、子どもの頃を思い出す虫だよね。





Fin

こういう、一般に馴染みの薄い虫を登場させてくれるのって、なんか嬉しい。

ぼくも螻蛄の可愛さを伝えるために、撮った写真を放出しようと思ったけど見つかんなかった。整理整頓、下手でゴメン。
肌触りがとても気持ちの良い虫だよ。機会があったら、是非触れてみてね。